隣のブルーバード
ふたりの会話が右から左に抜けていく。
そのときのわたしは、世界が急変していくような感覚におそわれていた。
スグ先輩に恋をした。
そう感じた瞬間だった。
それまでも、彼に憧れは抱いていたけど、とてつもなく遠い存在だった。
その人が、わたしのことをそんなふうに見ていてくれたなんて。
でも、スグ先輩は人の良いところを見つけて、それを伝えることを厭わない人だって知っている。
年や性別の隔てなく、誰に対しても同じ。
だから、わたしだけに目をかけてくれた、とうぬぼれたわけではない。
それでも、先輩のその言葉は、心をすっかり持っていかれてしまうほど、強烈なインパクトをわたしに与えた。
そのときのわたしは、世界が急変していくような感覚におそわれていた。
スグ先輩に恋をした。
そう感じた瞬間だった。
それまでも、彼に憧れは抱いていたけど、とてつもなく遠い存在だった。
その人が、わたしのことをそんなふうに見ていてくれたなんて。
でも、スグ先輩は人の良いところを見つけて、それを伝えることを厭わない人だって知っている。
年や性別の隔てなく、誰に対しても同じ。
だから、わたしだけに目をかけてくれた、とうぬぼれたわけではない。
それでも、先輩のその言葉は、心をすっかり持っていかれてしまうほど、強烈なインパクトをわたしに与えた。