隣のブルーバード
きっと、心臓に持病があるご主人の体調も考えてのことだろう。
わたしが口を挟めるようなことではない。
「わかりました。とても残念なお話ですけど」
「それでね。沙希ちゃんの勤め先がないかなと思って、いろいろ当たってたときにね」
そう言って、幸恵さんは大きめの封筒を、わたしの目の前に置いた。
中には、台紙付きの写真。
開いてみると、どこかで見たことがある男性が笑顔で写っていた。
わたしが口を挟めるようなことではない。
「わかりました。とても残念なお話ですけど」
「それでね。沙希ちゃんの勤め先がないかなと思って、いろいろ当たってたときにね」
そう言って、幸恵さんは大きめの封筒を、わたしの目の前に置いた。
中には、台紙付きの写真。
開いてみると、どこかで見たことがある男性が笑顔で写っていた。