妖怪ホテルと加齢臭問題・その後の小話・オトナの現実と何とかの糸

お見舞いの続き

オトナの現実と何とかの糸
妖怪ホテルとカレイシュウ問題・おまけの小話


果たして、5個下のセフレ持ちの
インターナショナルな男と、
やっていけるのか。

来年の今頃は、
どうなっているのだろうか・・・・
いや、
どうにかするしかないのだ。

三代目女将になるなら、
まだ着物は、処分しないでおこう。
天音は、抱きしめられたまま、
考えていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
後日談はここから始る。
コンコン

「失礼します。
採血を、お願いします」
その声で、
天音は、久遠の腕を無理やり、
すり抜け、何食わぬ顔で、
ベッド脇の椅子に座った。

「こんにちは、
お話し中、失礼しますね」

看護師さんが、明るい笑顔で、
天音に微笑んだ。

「あのっ、私はこれで帰ります。
サヨナラっ!!」

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