恋なんてしないと決めていたのに、冷徹御曹司に囲われ溺愛されました
 彼が腰を打ちつけてきて、私が喘いで……。
 もうなにがなんだかわからない。
 しばらくして身体中の血が沸騰するような快感が押し寄せ、最高潮に達した。
 激しく息を乱す私たち。
 絢斗が強く抱きしめてきて少しかすれた声で囁いた。
「美鈴、ありがとう」
 その言葉を聞いて私の気持ちが伝わったんだと思った。
 あなたが私を必要とするまででもいいから一緒にいたい。
 絢斗が私の横に寝そべって私を抱きしめると、身体の力が抜けてそのまま意識を手放した。



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