幼なじみ
「なんだよ、変なヤツ」

健悟は怪訝そうな表情を浮かべてる。

「とりあえず、明日、なんともなければいいな」

そう言って、健悟は、喜々良の頭をポンポンッと叩くと眠ってしまった…。

『もしこの事が原因で、きーが結婚出来なかったら俺が結婚してやる!
だからもう泣くな⋯』

その言葉は、健悟を意識するには十分な言葉だった…。

健悟の寝息が隣から聞こえる中、喜々良はギュッと目を瞑って朝まで過ごした‐。

翌日、自宅から近い病院の産婦人科に行くと、

「じゃあ、梨絵(りえ)、俺、行くからね?」

「ありがとう、佑典(ゆうすけ)~!」

去年、中学校を卒業した佑典がいた。
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