幼なじみ
プロローグ
同い年で、家も隣。
だからか、まるで兄妹のように育ってきた。

毎日、暗くなるまで遊んでは、健悟(けんご)のお母さんに叱られていたっけ…。

いつだって振り返ると、楽しい思い出ばかり。

大人になってもそれらは変わらず、ずっと一緒にいられると思っていたのに…。


‐もしも、あの時、告白をしていれば、キミの隣で笑っていたのは、あの子じゃなくて、わたしだったのかな…?

もしも、神様がいるのなら、あの日、あの場所にわたしを戻して下さい。
もう一度なんて言わないから…。
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