幼なじみ
…久しぶりにここに来た。
喜々良は中学3年生の夏以来、訪れていない健悟(けんご)の家に来た。
インターフォンを押すと、健悟の母親・さゆりが顔を出す。
「あら~、ききちゃん、久しぶりねぇ」
「健悟、いますか?」
「いるわよ。
あ、でも」
さゆりが何かを言いかけたが、それを最後まで聞かず、健悟の部屋に向かった。
いつものように、ノックもせず、ドアを開けると、健悟と朝来(あさき)が抱き合っていて、朝来のブラウスは、はだけてブラジャーが見えている。
見なかったふりをして、静かにドアを閉めると、
「おい」
ドアが開き、不機嫌な顔で健悟が喜々良を見た。
「入れよ、用があるんだろ?」
おずおずと中に入り、着衣を整えている朝来を見ないようにしながら、健悟に、佑典に告白された事を話した。
喜々良は中学3年生の夏以来、訪れていない健悟(けんご)の家に来た。
インターフォンを押すと、健悟の母親・さゆりが顔を出す。
「あら~、ききちゃん、久しぶりねぇ」
「健悟、いますか?」
「いるわよ。
あ、でも」
さゆりが何かを言いかけたが、それを最後まで聞かず、健悟の部屋に向かった。
いつものように、ノックもせず、ドアを開けると、健悟と朝来(あさき)が抱き合っていて、朝来のブラウスは、はだけてブラジャーが見えている。
見なかったふりをして、静かにドアを閉めると、
「おい」
ドアが開き、不機嫌な顔で健悟が喜々良を見た。
「入れよ、用があるんだろ?」
おずおずと中に入り、着衣を整えている朝来を見ないようにしながら、健悟に、佑典に告白された事を話した。