アイドルが彼氏になったら
2.わたしのこと
久しぶりに夜の会食なしで帰宅した
ゆっくりお風呂に浸かって大好きなアイスでも食べようかな
夕ご飯は野菜スープを解凍して食べる
1人用の食事の準備が何より億劫で、
かといって
一人で外やコンビニも好きではなく
食べない日もあったりしたが、
体を壊して以来スープを作り置きして
食べる生活に落ち着いた
料理はできなくはない
過去に同棲していたことが二度あるし、
その時は今の私とは全く違う人間だったので
仕事から帰り毎日ご飯を作り相手の帰りを待って、
一緒に食べて片付けして家事をして、
テレビ見て寝るという生活だった
家賃とか生活費を払ってもらっていたし、
贅沢品も彼が買ってくれた
私は契約社員でお給料が少なかったので
金銭的にかなり依存していた
自立は経済的な面と精神的な面があるが、
「経済的自立なしに精神の自立はない」と学んだ
そして自立なき生活や付き合いは
いつか破綻すると個人的には思っている
うまくやれる人はいるのかもしれないが、
お金を払ってもらっているという事実は、
そこに見えない主従関係を生み出す
与えている側は無意識のうちに同等の対価を求める、
それは家庭内での労働だろう
養ってもらう側がやるのが当たり前だと思って
過ごしていたが、どこか違うとも感じていた
彼の所有物みたいに感じる時、
いつも合わせるのは私
嫌なことがあっても言い返せない、
追い出されたら行く場所がないしお金がかかる
我慢しなきゃ…
続けなきゃ…
そんな気持ちでいたことに自分で気づき
このままではいけないと、
経済力を持たなくては本当の幸せには辿り着けないと思い至り行動した
社員登用試験を受け、正社員になった
次に一般職から総合職になる転換試験、
更に課長試験を受けて大企業の中で課長まで登った
総合職になった時点で十分すぎる給料をもらえるようになり、
彼が突然ちっぽけに見えて愛が冷めた
経済的自立を獲得して、
私は精神的にも自立でき
結果、扶養してもらうためだけの男は必要無くなった
:
好きだと思っていたのに、
実は彼のことではなく、お金のことばかり考えていた
1人になってから、好きな場所に住んで、
好きな人に会って、
好きなものを食べて好きな洋服を着た
幸せだった
のちに会社を辞め元々興味のあった分野で
起業し、
今のところ目標通りの成果をあげてしている
会社員の時とは違い自分で給与を決められ、
業績に応じ大きなお金が入るようになった
何をするにも自分次第、責任重大だが、
やりがいが大きく
好きな分野なので考えることも苦にならない
お金を稼ぐ、しかも贅沢できるくらいに
稼ぐ努力をすることで人は大きく変われる
ただし「自分で稼いだお金」限定だが
チョコミントアイスを出して先週のドラマ
を観る
自分で得たこの空間、この瞬間
自分の力で得たものに囲まれる幸せ
ユジュンさんから連絡があった、
咄嗟に再来週と言ってしまったが
彼はそんなスパンでスケジュールを変えられる人間ではないだろう
もっと先を言えばよかったかなと後悔しているが…
彼に任せよう
私も再来週は忙しいのだった
それにしてもメールがどうのと言ってたが
届いてないな、勘違いかな?
チロリン♪
メッセージがきた
「再来週木曜日の夜ちょっと
遅めなんですけど、
21時からどうでしょうか?」
「はい、空いてます!」
「よかった!お店はここです」
「受付で名前を伝えてください。
レストランの部屋で待ち合わせに
しましょう。」
「わかりました。
よろしくお願いします。
楽しみにしてますね。」
「こちらこそ楽しみです!」
若かったらすぐに会わないで焦らすとか
やってしまいそうだけど、
もうそんな歳でもないし
そもそも面倒な事は嫌いだ
さて、アイスは半分でやめて筋トレだ!
明日からメンテナンスいくぞー
ゆっくりお風呂に浸かって大好きなアイスでも食べようかな
夕ご飯は野菜スープを解凍して食べる
1人用の食事の準備が何より億劫で、
かといって
一人で外やコンビニも好きではなく
食べない日もあったりしたが、
体を壊して以来スープを作り置きして
食べる生活に落ち着いた
料理はできなくはない
過去に同棲していたことが二度あるし、
その時は今の私とは全く違う人間だったので
仕事から帰り毎日ご飯を作り相手の帰りを待って、
一緒に食べて片付けして家事をして、
テレビ見て寝るという生活だった
家賃とか生活費を払ってもらっていたし、
贅沢品も彼が買ってくれた
私は契約社員でお給料が少なかったので
金銭的にかなり依存していた
自立は経済的な面と精神的な面があるが、
「経済的自立なしに精神の自立はない」と学んだ
そして自立なき生活や付き合いは
いつか破綻すると個人的には思っている
うまくやれる人はいるのかもしれないが、
お金を払ってもらっているという事実は、
そこに見えない主従関係を生み出す
与えている側は無意識のうちに同等の対価を求める、
それは家庭内での労働だろう
養ってもらう側がやるのが当たり前だと思って
過ごしていたが、どこか違うとも感じていた
彼の所有物みたいに感じる時、
いつも合わせるのは私
嫌なことがあっても言い返せない、
追い出されたら行く場所がないしお金がかかる
我慢しなきゃ…
続けなきゃ…
そんな気持ちでいたことに自分で気づき
このままではいけないと、
経済力を持たなくては本当の幸せには辿り着けないと思い至り行動した
社員登用試験を受け、正社員になった
次に一般職から総合職になる転換試験、
更に課長試験を受けて大企業の中で課長まで登った
総合職になった時点で十分すぎる給料をもらえるようになり、
彼が突然ちっぽけに見えて愛が冷めた
経済的自立を獲得して、
私は精神的にも自立でき
結果、扶養してもらうためだけの男は必要無くなった
:
好きだと思っていたのに、
実は彼のことではなく、お金のことばかり考えていた
1人になってから、好きな場所に住んで、
好きな人に会って、
好きなものを食べて好きな洋服を着た
幸せだった
のちに会社を辞め元々興味のあった分野で
起業し、
今のところ目標通りの成果をあげてしている
会社員の時とは違い自分で給与を決められ、
業績に応じ大きなお金が入るようになった
何をするにも自分次第、責任重大だが、
やりがいが大きく
好きな分野なので考えることも苦にならない
お金を稼ぐ、しかも贅沢できるくらいに
稼ぐ努力をすることで人は大きく変われる
ただし「自分で稼いだお金」限定だが
チョコミントアイスを出して先週のドラマ
を観る
自分で得たこの空間、この瞬間
自分の力で得たものに囲まれる幸せ
ユジュンさんから連絡があった、
咄嗟に再来週と言ってしまったが
彼はそんなスパンでスケジュールを変えられる人間ではないだろう
もっと先を言えばよかったかなと後悔しているが…
彼に任せよう
私も再来週は忙しいのだった
それにしてもメールがどうのと言ってたが
届いてないな、勘違いかな?
チロリン♪
メッセージがきた
「再来週木曜日の夜ちょっと
遅めなんですけど、
21時からどうでしょうか?」
「はい、空いてます!」
「よかった!お店はここです」
「受付で名前を伝えてください。
レストランの部屋で待ち合わせに
しましょう。」
「わかりました。
よろしくお願いします。
楽しみにしてますね。」
「こちらこそ楽しみです!」
若かったらすぐに会わないで焦らすとか
やってしまいそうだけど、
もうそんな歳でもないし
そもそも面倒な事は嫌いだ
さて、アイスは半分でやめて筋トレだ!
明日からメンテナンスいくぞー