目の上の義母(たんこぶ)
「父さん、母さん。ちょっと報告したいことがあるんだけど」

「…ん?なに?急に改まっちゃって」

「実は…」


そうつぶやきながら、微笑み合う哲平くんと真奈ちゃんを見て、わたしは『もしかして』と思った。


「今年の6月に、3人目が生まれることになったんだ」


…やっぱり。


わたしはキッチンで緑茶を人数分の湯呑みに注ぎながら、心の中でつぶやいた。


「…本当なの!?それはおめでとう、真奈ちゃん!」

「ありがとうございますっ♪」

「これは、正月早々めでたいな!」


3人目の孫の報告に、お義母さんもお義父さんも大喜びだ。


「体調はっ!?大丈夫なの?」

「はい、おかげさまで。安定期にも入ったので、この機会に報告しようって、てっちゃんと」

「そう!それで、性別はもうわかったの!?」
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