目の上の義母(たんこぶ)
翔平にカマをかけてみることにした。
どんなにケンカしたときだって、別れ話なんてしたことがなかった。
それが、突然わたしが別れ話を持ちかけたら――。
一体、翔平はどんな反応をするだろうか。
最悪の状況になったときには、『冗談に決まってんじゃん♪』と明るく切り返せばいいだけだし。
そのくらいにしか思っていなかったんだけど――。
「…別れるっ⁉︎な…なんで⁉︎急にどうしたんだよっ⁉︎」
翔平は、予想以上に動揺していた。
幸い、怒ってくるどころか、今にも泣きそうな顔をしている。
「実は…。よく当たる占い師さんに、今の彼とは別れたほうがいいって」
「…はっ⁉︎なんだよ、それ…!」
「それに、その彼は2人のこれからのことを考えていないから、結婚は無理だろうって言われちゃって…」
どんなにケンカしたときだって、別れ話なんてしたことがなかった。
それが、突然わたしが別れ話を持ちかけたら――。
一体、翔平はどんな反応をするだろうか。
最悪の状況になったときには、『冗談に決まってんじゃん♪』と明るく切り返せばいいだけだし。
そのくらいにしか思っていなかったんだけど――。
「…別れるっ⁉︎な…なんで⁉︎急にどうしたんだよっ⁉︎」
翔平は、予想以上に動揺していた。
幸い、怒ってくるどころか、今にも泣きそうな顔をしている。
「実は…。よく当たる占い師さんに、今の彼とは別れたほうがいいって」
「…はっ⁉︎なんだよ、それ…!」
「それに、その彼は2人のこれからのことを考えていないから、結婚は無理だろうって言われちゃって…」