目の上の義母(たんこぶ)
それから、数週間後。

わたしのもとに、1件のメッセージが届いた。


開いてみると、それは高校で同じクラスだった友達からだった。

連絡先なんて知らない程度の仲だったけど、どうやらわたしのSNSを通じて、メッセージをくれたようだ。


内容は、10月に高校の同窓会をするというものだった。


仲のいい友達は、今でも年に数回会うことはあるけど、それ以外はさっぱり。

わたしたちも30歳だし、卒業してから12年がたった。


もうどれがだれだかわからないだろうけど、久々にこうした集まりがあるのなら…行ってみたいな。



その夜、翔平に話してみると、快く「行っておいで」と言ってくれた。


どうやら、会場はホテルで、立食パーティーのようだ。


その同窓会に向けて、わたしは新しい服を購入し、前もって美容院にも行き、その日がくるのを楽しみにしていた。
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