目の上の義母(たんこぶ)
そして、いよいよ同窓会当日。


土曜日のその日は、翔平は休みで家にいる。

朝からゲームをしている翔平を眺めながら、わたしはせっせとキッチンに立って作業をしていた。


集合時間は、17時。

立食パーティー後、二次会に行くことも考えたら、帰るのが遅くなる。


翔平1人だけじゃ、まともな夕食も作らないだろうし、せっかく遊びに行かせてもらうならせめてものお礼として、翔平の夕食を作り置きしていた。


献立は、翔平の好きなトンカツ、ほうれん草のお浸し、ポテトサラダ、お味噌汁だ。


それに加え、買い物に行ったときに人気の焼き鳥屋さんが催事できていたから、晩酌用に焼き鳥も買っておいた。



「翔平、あとは夜に温めて食べてね」

「オッケー」


14時頃。

洗い物もすべて終え、わたしは同窓会へ出かける準備を始めた。
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