目の上の義母(たんこぶ)
と、何気なく出てみたけど、モニターに映し出された人物を見て、わたしは一瞬言葉を失った。


…なんで、こんなときにっ。


思わず、心の声が漏れそうになってしまった。


なぜなら、そこに映っていたのは……お義母さんだったのだから。


〈お義母さん…!急にどうしたんですかっ…!?〉

〈ちょっと遊びにきたの。ダメだったかしら?〉

〈い…いえ、そういうわけでは…〉

〈じゃあ、早く開けてちょうだい〉


お義母さんは、たまに連絡もなしにこうしてやってくる。

まるで、ゲリラだ。


それに備えて、部屋の片付けは常日頃からしている。


だけど、まさか…わたしが出かける直前なんかにわざわざこなくても…!



「こんにちは〜♪」


玄関のドアを開けると、にこやかな顔したお義母さんが立っていた。
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