目の上の義母(たんこぶ)
今日だって、きっと真っ白に違いない。
なぜなら、翔平とタイミングを取れたのは1回きり。
そのときは、夜遅くに飲み会からベロベロになって帰ってきた翔平が、珍しくわたしを求めてきて、断れなくてしただけ。
排卵日付近かどうかもわからないあの1回だけで、そう簡単に妊娠するはずかない。
だって、これまで何度排卵日前を狙って試しても、妊娠できなかったんだから…。
9割そう自分に言い聞かせ、残りの1割でわずかな希望を抱いていたら――。
なんと、判定ラインに真っ赤な線が入っていたのだった。
初めて見る現象に、思わず息が詰まった。
そして、手が震えた。
これって…、妊娠してるってことだよね……?
妊娠していなければ、判定ラインに線が出ることはない。
…だから、これはほぼ間違いなく妊娠しているはず。
なぜなら、翔平とタイミングを取れたのは1回きり。
そのときは、夜遅くに飲み会からベロベロになって帰ってきた翔平が、珍しくわたしを求めてきて、断れなくてしただけ。
排卵日付近かどうかもわからないあの1回だけで、そう簡単に妊娠するはずかない。
だって、これまで何度排卵日前を狙って試しても、妊娠できなかったんだから…。
9割そう自分に言い聞かせ、残りの1割でわずかな希望を抱いていたら――。
なんと、判定ラインに真っ赤な線が入っていたのだった。
初めて見る現象に、思わず息が詰まった。
そして、手が震えた。
これって…、妊娠してるってことだよね……?
妊娠していなければ、判定ラインに線が出ることはない。
…だから、これはほぼ間違いなく妊娠しているはず。