【改稿版】明日はキミのために泣きたくない。



「……ん、うま」

「ふふっ、朝陽っていつもご飯を食べる時幸せそうだね」

「笑うなし! まぁ、幸せだけどさー」


 朝陽はロコモコ丼を頼み、私はオムハヤシを頼んだ。卵がトロトロでとても美味しい。


「ありがとうね、朝陽」

「あぁ、お礼なんていいよ。ちぃは笑ってた方が可愛い。俺は笑ってるちぃをみるのが一番のお礼だよ」


 なんでいつもいつもこんなにど直球なの!? これが大人の余裕ってやつ?


「は、早く食べよっ!」

「ははっ……そうだね。」


 二人とも食べ終われば朝陽が立ち上がる。私も急いで立ち上がってレジに向かった。


「朝陽いつもありがとう、ごちそうさま」

「俺は社会人だからな」


 朝陽と手を繋ぎ外に出るとひんやりとした風が気持ち良い。

 風を感じながら、朝陽の車に近づき車に乗った。乗り込んだ後、シートベルトをしてからスマホで時間を確認すると二十時と表示されていてこんな時間かと思いながら朝陽の方を見た。

 今日も朝陽の家泊まりに行こうかなぁ……


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