【改稿版】明日はキミのために泣きたくない。
「う、うん泊まる……」
「……じゃあ帰るよー」
余裕な表情なのは好きではないからなのかなと思ってしまう。
やっぱり義務感から一緒にいてくれて、付き合ってくれてるんじゃないかって。だけど、そうやって考えちゃうのは君のことが好きだから。
彼の気持ちも聞かず、鎖で縛って一緒にいてもらうなんて卑怯かもしれないけど、私はずっとずっと一緒にいたいってそう思っている。
「パジャマとか取りに寄るだろ?」
「うん、お母さんたちにも言わなきゃ」
朝陽の家の駐車スペースに車を停めて、自分の家に向かった。
一応、連絡は入れたが朝陽が未成年なんだからと言ったからなんだけど。