【改稿版】明日はキミのために泣きたくない。
◇◇◇
【朝陽side】
「お先でした!」
「……っ……」
目の前にいたのはお風呂に入っていたはずの千紘だ。千紘はほんのり濡れた髪に頬は赤く染まっていて本当に愛らしい。
「朝陽……?」
ボーッとしてたせいで反応遅れた。いつ出てきたのかも知らなかったな。でも、千紘は可愛すぎる。
ずっとずっと好きで、愛おしい存在だ。俺はずっと側で見て来たんだ……誰にも、渡したくないと思っている。
千紘に声をかけてから浴室に行くと、簡単にシャワーを浴びて彼女のもとに戻った。