【改稿版】明日はキミのために泣きたくない。
「朝陽! 髪ビチャビチャだよ〜ここ座ってて!乾かすから!!」
そう言われるがままに俺はソファに座った。
「……ん」
彼女はドライヤーを持って「乾かすよ〜」と言いながら俺の髪に触れる。千紘に触れられると眠く……なる。
「朝陽、眠い?」
「んーん……そうじゃないよ。」
「そう? ……よし、終わり〜片付けてくるよ」
ドライヤーのコードを本体に巻いて洗面台へ行こうとした千紘を腕を掴んで阻止する。