【改稿版】明日はキミのために泣きたくない。
……もう、バカ朝陽。
ドアが閉まり立ち上がると、私は制服に着替えるためにクローゼットを開いた。クローゼットの中にかかっているセーラー服のハンガーを取ると着替えてから下に降りる。
下におりて、リビングのドアを開ければ味噌のいい香りが部屋中に漂っていて幸せな気分になる。
「おはよー!」
「千紘、おはよう。早く座って食べなさい。ご飯冷めるよー」
いつものお気に入りエプロンを掛けているお母さんはご飯を私の前に置いた。