【改稿版】明日はキミのために泣きたくない。
「そう。今日は非番」
「……ふーん。じゃあ、ジムでも行くの?」
「今日はちぃのこと送って家で過ごすよ」
じゃあ、さっき仕事から帰ってきたとこなのかな? その割には眠たくなさそうだけど。
「……お待たせ、朝陽」
「座れよ、まだ時間あるし」
彼の隣に腰をおろせば、すぐに彼の手が私の腰に触れた。そして私の頬に手をそえれば、頭の後ろに手を回しガッチリ掴む。
「――んっ」
「……顔、真っ赤」
「なっ……ば、バカ……っん」
朝陽はいつもそう……私をいつも子供扱いして余裕そうに微笑む。