モテ男が私に溺愛?
 一応、山崎くんが食べ終わるのを待って、席を立った。
 
「もう行っちゃうの?」

「食べ終わったから。次の講義の準備もしたいし。じゃあ。」
 食器を返却し、学食を出た。

「うん。じゃあ、また。」
 バイバイと手を振られた。
 
 私の調子を狂わされてるのがわかる。
 山崎くんのペースに巻き込まれている。
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