モテ男が私に溺愛?
 講義が終わり、帰ろうと門に向かって歩いていた。

 途中に、山崎くんがいた。
 相変わらず、女子に囲まれていた。
「カラオケ行かない?」
「飲みに行こうよ。」
 などなど。

『相変わらずモテるんだな。どこがいいのかさっぱりわかんない。』
 無視して、とおりすぎようとした。

「純菜ちゃん、待って。」
 女の子たちをかき分けて、走ってやってきた。

『ヤバ。めんどくさ。』
 無視して、歩き続けたが、追いつかれた。
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