モテ男が私に溺愛?
「は?あんた何してんの?」
 焦って、怒鳴ってしまった。

「俺、あんた気に入った。付き合おうよ。」
 意味がわからなかった。

「は?頭おかしいの?私が、あんたと付き合うわけないでしょ?」
 私は動揺しながら言った。

「俺は『あんた』じゃない。山崎優磨。」
 彼に言われて、少し冷静になった。
 
「あー、ごめん。山崎くん。」

「何?じゅんなちゃん。」

『下の名前かよ。』
 
「あの、付き合いません。」

< 7 / 38 >

この作品をシェア

pagetop