月下の恋人…missing




へっ…………?!




『普段なかなか一緒にいてあげれないから、お守り代わり。』





首筋に冷たい何かがあたって覗き込むと



華奢なシルバーのチェーンが光っていた。




月と星がモチーフになったトップには、小さな白い石が輝いている。





『離れていてもまゆが淋しくないように。俺だと思え…って思えないか。』




「光にぃ………ありがと。」




『クスッ…まゆ泣きすぎ。』





いつもの様にオデコをコツンと着けて微笑む。




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