月下の恋人…missing
もうダメだよ…。光にぃ。
「ん…あっ……」
洋服の中に手にたまらず漏れた声で光にぃの動きが止まって、またギューっと抱きしめられた。
『あ~ヤバかった』
ブツブツ言いながら乱れた洋服を綺麗になおしてくれる。
『さすがにこれ以上はマズいよな。後は…夜のお楽しみ~♪』
「え───っ」
途中で止められて不覚にもえーって言ってしまって後悔。
余計に恥ずかしいんですけど。
『あ!今、え~って言った?』
「へっ…言ってない」
『嘘つけ。あれぇ、それってもっとしてって事?』
「もう…バカ光にぃ」
イタズラな瞳で見つめられて恥ずかし過ぎて、光にぃの胸に顔をうずめた。
今日は意地悪でエロモードな光にぃだ。
『なんだろ。俺、幸せ過ぎてどうかなりそう。
まゆとずっとこうしてられたらいいのにな~』
ポンポンと背中を子供をあやすようにたたいてくれる。
『いつもごめんな。独りにして』