月下の恋人…missing



そんなことないよ。


光にぃはいつも忙しいのに私を一番に考えてくれて


少しの時間でも家に帰って来てくれる。


これで淋しいなんて言ったら私バチがあたっちゃうよ。きっと。




『ん?どした?』




黙って見つめる私に眩しい笑顔を返してくれる。


「大好きだよ。光にぃ」


クスッと笑うとまたギューっと抱きしめられた。



『俺も大好き。まゆ』




光にぃの腕の中で暖かさに包まれながら



いつまでも光にぃの笑顔を失わないように



今日の幸せな1日を胸の中に刻み付けて。



私も強くなって光にぃを守ってあげれるようになるから。



これから何があっても頑張るよ。光にぃ。




さんさんとそそぐ太陽の下。心に強く強く誓った。




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