月下の恋人…missing



―――――バタン…





『バカじゃねぇの…』




背中でドアを閉めてそのままベッドへ倒れこんだ。




昨日の夜―――…



あの時お袋に呼ばれなかったら



きっと俺は……



まゆに聞こえている事も知らずに、自分の気持を伝えてしまっていただろう。



アイツの小さな背中も流す涙もすべて愛しくて仕方がなくて……






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