◇貴方は俺だけの【極上】シュガー◇
次の日、俺は早速仕事終わりに森をコンセプトにしているというカフェに行った。

カフェに入ると、出迎えたのは鉢満面に浮かんだ青い花

花手水か…

そして、昨日あった子とは違う店員が席まで案内してくれた。

森がコンセプトだと言ってた通り、壁紙は陽光注ぐ森林で、所々に観葉植物が置かれていた。

実際は流れていないのだが、滝や川を連想させるライトアップもされていたりと、これはかなり写真映えするだろう。

そして、天井から吊り下げられた形の異なるランプ。

星やランタンの形色々で、淡い光を放ってとても綺麗だ。

客層は遅い時間帯とあってか会社帰りの大人が大半で、席も結構埋まっていた。

案内されたのはアンティークの1人掛けソファーとそれに合わせた色の猫足テーブルの席だった。

備え付けられた籠に通勤バッグとノートパソコンの入ったバッグを入れてから、ソファーに腰を落とした。

そのまま沈んでいきそうに感じる程ふかふかで、疲れがマックスならそのまま寝むってしまっただろう。


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