好きでいてもいいですか

「ごめんなさい。私やっぱり速人と付き合うなんてできません。
好きな人がいるんです。
振られたけど諦められないんだ。」

本当にごめんと思い頭を下げる。

少し沈黙が続き、口を開いたのは速人だった。

「美玲の好きな人知ってたんだ、俺。
優晴先輩だろ?
お前の兄貴の俊兄から聞いてたんだ。」
と言ってぽつりぽつり話始めた。

実は、以前俊兄とここに飲みに来た時に私の話になったらしく
私が優晴くんのこと好きなことに気付いたそう。

その後に私と会い失恋したと聞き驚いたという。

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