この政略結婚に、甘い蜜を〜溶けるような夜を共に〜
「……零さん、私のことを好きにしてください。私、零さんに触れてほしいんです。零さんなら大丈夫です。零さんの赤ちゃんだって、いつかはほしいです。たくさん触れてほしいし、触れたいです。……昼間の上書き、してくれませんか?」

華恋がジッと零を見上げると、零は華恋の体に腕を回し、抱き上げる。そして、キングサイズのベッドの上に華恋はゆっくりと押し倒された。

「華恋、ありがとう。こんな僕でいいって言ってくれて……。すごく、嬉しい」

零は幸せそうに笑い、華恋の頬を撫でる。華恋も零の頬に触れ、お互いに微笑み合った。そして、唇が重なる。

何度も何度も唇が触れた後、零は華恋の服に手をかける。あっという間にブラウスは脱がされ、下着があらわになった。

「私、そんなにスタイルいいわけじゃないので、あんまり見ないでください!」

ジッと見つめられ、華恋は恥ずかしさから手で胸元を隠す。だが、その手は零にいとも簡単にどかされてしまった。
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