ゲームを通して出逢った彼
「これで、忙しくても、隙間時間に連絡できる。嬉しい。」
 喜んでもらえてるようで、よかった。

 不安と期待が入り混じって、なんとも言えない感覚だった。

「そういえば、どこに住んでるの?言いたくなければ聞かないけど。」
「A県A市。」
「そうなんだ。俺もA県。H市。」
「車で30分くらいだね。近くに住んでるなんてびっくり。」
 SNSは全国でやってるのに、同じ県の人に出会えるなんて思ってもいなかった。

「今日は、遅いからもう寝るね。
明日、仕事?」
 しょうくんに質問された。

「明日は仕事。頑張ろうね。おやすみ。」
 私は、おやすみスタンプを入れて終わった。
 しょうくんからも、おやすみスタンプがきた。
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