ゲームを通して出逢った彼
「開発に携わってたって?」

「俺、あのアプリの会社の社長なの。っても、そんな大きくないよ。10人で、いろんな携帯ゲームを開発してるだけ。
 社長っていっても、みんなと一緒にゲームを作ってる。あとは、スポンサーがつくように営業したりとか?」
 そんなことをしてる人だったんだ。

「すごいね。」
「ありがとう。」

「あの、ゲームをやってたら、楓のこと知りたくなった。たくさんたくさん、話したくなった。どんな人か見てみたくなった。 
 高校生とかだったらさすがにヤバいとは思ったけど、声聞いて、それはないのはわかったから、今日誘ったの。」

「そうだったんだ。」
 私も同じ気持ちだったけど、恥ずかしくて言えなかった。
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