ゲームを通して出逢った彼
「それで、今日初めてあって、気持ち伝えたくなった。
 楓は、可愛いなぁって。見た目だけじゃなくて、話し方や笑い方、仕草、全てが可愛いって、会ってみて、もっと好きになった。」

しょうくんが言ってることは嬉しかったが、素直に喜べなかった。
 しょうくんが好きなのは、外面の私。
 家にいるときは、ひどいもんだから、深入りして、素性を知られるのがコワイ。
 嫌われるのは間違いない。
 
「急に、言われてもって感じたよね。
 ごめん。でも、俺にチャンスくれないかな?何度か会って、嫌だったら諦めるから。」
 私は困った顔をしていたようだ。
 しょうくんは、一緒にいて楽しい。
 私もゲームの時から気になっていた。
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