ゲームを通して出逢った彼
 唇が離れ、しょうくんが話す。

「その続きは俺が言う。
 俺と付き合ってください。」
 感極まった私は、鼓動がとまらない。
 
「はい。」
 私の返事と共に、しょうくんは抱きしめてくれた。

「よかった。」
 しょうくんの鼓動が伝わってきた。
 早く激しく鳴っていた。

「しょうくんの心臓の音、伝わる。」
「そりゃそうだよ。嬉しくて嬉しくて。」
 しょうくんの顔が肩から離れて、私の目の前に。
 私たちは、お互いに唇を重ねた。
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