君と、共に。(仮)
《優香 side》
「やった! やった! 沙弥と同じ班だ!」
隣にはなれなかったけど、それでも私はとても安心した。
「ちょっと優香、うるさい」
と言いながらも、沙弥も嬉しそうだった。
それと、和泉くんも一緒なんだ。
和泉くんはきっといい人だろうし、少し安心。
私は席を確認して、机を動かしはじめる。
あれ、そういえば隣は誰だっけ?
まぁ、行ってみれば分かるか!
席を移動し終えて、残りのLHRで班の親睦を深めるべく、協力ゲームをしよう!ということになった。
まずは、自己紹介。
「みんな同じクラスになったのはじめてだよね! 俺、和泉こなた! 好きな風に呼んで! これからよろしく!」
先陣をきったのはもちろん和泉くん。
それから時計回りに挨拶することになって、次は私だった。
「あっ、はじめまして。櫻井優香です。よろしくお願いします……」
なんの面白味もない挨拶だけれど。和泉くんも沙弥も拍手してくれた。
そして、当の私の左隣にいる男子の、雨宮くんは、さっきからずっと窓の外を眺めたり自分の机を見ていたりしている。
あんまり話さない人なのかな……?
「雨宮時雨です。……よろしく」
どうやら口数も最低限のようです。
でも、すごく綺麗な声だな……。
あんまり話さないの、少しもったいない気がするな……。
「やった! やった! 沙弥と同じ班だ!」
隣にはなれなかったけど、それでも私はとても安心した。
「ちょっと優香、うるさい」
と言いながらも、沙弥も嬉しそうだった。
それと、和泉くんも一緒なんだ。
和泉くんはきっといい人だろうし、少し安心。
私は席を確認して、机を動かしはじめる。
あれ、そういえば隣は誰だっけ?
まぁ、行ってみれば分かるか!
席を移動し終えて、残りのLHRで班の親睦を深めるべく、協力ゲームをしよう!ということになった。
まずは、自己紹介。
「みんな同じクラスになったのはじめてだよね! 俺、和泉こなた! 好きな風に呼んで! これからよろしく!」
先陣をきったのはもちろん和泉くん。
それから時計回りに挨拶することになって、次は私だった。
「あっ、はじめまして。櫻井優香です。よろしくお願いします……」
なんの面白味もない挨拶だけれど。和泉くんも沙弥も拍手してくれた。
そして、当の私の左隣にいる男子の、雨宮くんは、さっきからずっと窓の外を眺めたり自分の机を見ていたりしている。
あんまり話さない人なのかな……?
「雨宮時雨です。……よろしく」
どうやら口数も最低限のようです。
でも、すごく綺麗な声だな……。
あんまり話さないの、少しもったいない気がするな……。