貧乏大家族の私が御曹司と偽装結婚⁈
窓からは、まだ日の落ち切っていない明るい景色が見える。部屋の明かりを付け中に進むと、あとから創ちゃんも着いてきた。
一人で足を伸ばして座れるサイズのカウチソファ。さっき抱きしめていたクッションを退かしてから私は振り返った。
「とりあえず。ここに座ってください」
私が促すと、創ちゃんは「あぁ」と素直に従った。リビングにある革張りの黒いソファと違い、布張りの明るいピンク色のソファ。そこに座って私を見上げる創ちゃんには、違和感しか感じない。
「与織子も座って」
創ちゃんがそんなに大きくないソファの、だいたい真ん中あたりに座ってしまったから、正直あまり座るスペースはない。やっと一人分。ここに座ってしまったら、間違いなく密着してしまうのに、と私が戸惑っていることに気づいていないのだろうか。
「でも。……その……」
口籠る私に、創ちゃんは少し口の端を上げ、私の手を取る。
「いいから」
手を引かれ座るように誘導されると、私は大人しく創ちゃんの横に座った。創ちゃんは手を離さないまま、私の動作を目で追いかけている。
何度も繋いだはずの手から伝わる創ちゃんの熱が、今頃私の頰に伝わったようだ。今、ものすごく熱い。
「あの……」
「なんだ?」
間髪入れずに返事が返ってきて、恥ずかしくなって思わず顔を背けてしまう。
一人で足を伸ばして座れるサイズのカウチソファ。さっき抱きしめていたクッションを退かしてから私は振り返った。
「とりあえず。ここに座ってください」
私が促すと、創ちゃんは「あぁ」と素直に従った。リビングにある革張りの黒いソファと違い、布張りの明るいピンク色のソファ。そこに座って私を見上げる創ちゃんには、違和感しか感じない。
「与織子も座って」
創ちゃんがそんなに大きくないソファの、だいたい真ん中あたりに座ってしまったから、正直あまり座るスペースはない。やっと一人分。ここに座ってしまったら、間違いなく密着してしまうのに、と私が戸惑っていることに気づいていないのだろうか。
「でも。……その……」
口籠る私に、創ちゃんは少し口の端を上げ、私の手を取る。
「いいから」
手を引かれ座るように誘導されると、私は大人しく創ちゃんの横に座った。創ちゃんは手を離さないまま、私の動作を目で追いかけている。
何度も繋いだはずの手から伝わる創ちゃんの熱が、今頃私の頰に伝わったようだ。今、ものすごく熱い。
「あの……」
「なんだ?」
間髪入れずに返事が返ってきて、恥ずかしくなって思わず顔を背けてしまう。