超短編、五百字以内の胸キュンシーン!
ウサギ系男子×小悪魔女子
私は、ウサギ系彼氏(※年上、そして生徒会長)にイジワルしちゃいたいと思います!
「…ねえ、鈴ちゃん…鈴ちゃんってば」
「ごめん、今、LINEしてるからちょっと待って」
これは、ウソ。
電源すら入れていないスマホをジィーッと見つめる。
次に、男友達のトーク画面にしたまま、部屋を出ていきましょう!
「唯くん、ちょっとトイレ行ってくる~」
私は部屋を出てくと、数分た経ってからまた、部屋に戻る。
すると、目をうるうるさせた唯くんがいた。
「どうしちゃの?」
よし、作戦成功だあ。
「ねえ、鈴ちゃん…僕のこと嫌いになったの?」
「どうしてそう思うの?」
私もかなりイジワルだなと思う。
「鈴ちゃん、スマホばっかり見て僕のこと構ってくれないもん」
もん…だなんて可愛い。
唯くんは女の子に生まれてくるべきだよ。
「しかも、男の子と会話してる」
「…」
私は敢えて否定しない。
「イヤだぁ、僕鈴ちゃんのこと大好きなのに…」
可愛い…これは私の負け。