超短編、五百字以内の胸キュンシーン!

ウブ×積極的




「ねえ、奏斗くん。…なんで女の子と歩いてたの?」


私…未来は、彼氏の奏斗くんに逆壁ドンをしていた。


私は背伸びをして、顔の高さを合わせる。


奏斗は顔を真っ赤にしていた。


それもそう…奏斗くんは、ウブだから。


「…未来ちゃん、ち近い」


「わざとだよ?」



「…え」



「奏斗くん…キスして」


途端、顔がさらに深紅に染まった。


「…きききすっ…!」


「…うん」


「…っ」


奏斗くんは口元を押さえたり、アワアワしてる。


はぁ、せっかく奏斗くんからのキスが拝めると思ったのに。


もう待たない。


私からする。


「…奏斗くん……」


「…っ」


チュッとリップ音。



私は、壁に置いた手を離さずに、キスをする。


何度もーーーー何度も。


そのキスが、奏斗くんのスイッチを入れたのか、奏斗くんが私の腰に腕を回し、グルリと180度移動した。


今度は、私の腰に壁が当たる。


「未来…大好きだよ」


そう言って彼は何度も何度もさっきと同じようなキスをする。


前回は、頬っぺた。


今回は口。


進歩してるじゃん。
< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:14

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop