青い星を君に捧げる【弐】
「これは……」
ハジメ様はエコー写真をじっと見つめたまま呟いた。
もしかしたら私はこの時限りで見捨てられるかもしれない。
____だけど、この子は私と彼の子だから。
何に変えても守ってあげたいと思った。
「赤ちゃんです。私とハジメ様の」
それを聞いた瞬間、彼はパッと顔を上げた。その表情は今まで見たことのない、驚いていてそれでいて嬉しそうなもの。
頬が僅かに赤く染まり、目を丸くしている。
「喜んでもらえますか」
「っ、当たり前だ!!」
ハジメ様は立ち上がり私の傍まで来ると、その勢いに反してガラス細工をように私を優しく抱きしめた。
「この子のことを愛してくれますか」
「ああ、お前も腹の子も2人とも愛している」
その瞬間の言葉はハジメ様の心からのものであったと私は信じたい。
______________
____
__
それから時は更に経過した。お腹も大きくなり、胎動も感じられるほどになった。
1人、屋敷の中で夜空に浮かぶ星々を眺める。
____ダアンッ
大きな音を立てて飛ぶように扉が開いた。その主はハジメ様であった。
険しい表情をした彼が1歩部屋へと入り、そして止まる。
ハジメ様はエコー写真をじっと見つめたまま呟いた。
もしかしたら私はこの時限りで見捨てられるかもしれない。
____だけど、この子は私と彼の子だから。
何に変えても守ってあげたいと思った。
「赤ちゃんです。私とハジメ様の」
それを聞いた瞬間、彼はパッと顔を上げた。その表情は今まで見たことのない、驚いていてそれでいて嬉しそうなもの。
頬が僅かに赤く染まり、目を丸くしている。
「喜んでもらえますか」
「っ、当たり前だ!!」
ハジメ様は立ち上がり私の傍まで来ると、その勢いに反してガラス細工をように私を優しく抱きしめた。
「この子のことを愛してくれますか」
「ああ、お前も腹の子も2人とも愛している」
その瞬間の言葉はハジメ様の心からのものであったと私は信じたい。
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それから時は更に経過した。お腹も大きくなり、胎動も感じられるほどになった。
1人、屋敷の中で夜空に浮かぶ星々を眺める。
____ダアンッ
大きな音を立てて飛ぶように扉が開いた。その主はハジメ様であった。
険しい表情をした彼が1歩部屋へと入り、そして止まる。