青い星を君に捧げる【弐】
《side.本郷波瑠》
病室前の長椅子に座って待っていると、扉ゆっくりとが開いて中から大輝さんが手招きをした。入ると再び彼方は眠っていた。
『彼方をお願いできますか?』
「…?大輝さんはどこへ」
大輝さんは持ってきてた荷物を手に持ち、眠っている彼方を見て微笑んだ。
『今の彼方を見て安心しました。この子はもう、昔のように僕がいないと生きていけない子ではない…仲間が出来ました』
「でも!大輝さんが居れば彼方はもっと…!」
『僕も僕の戦いをしてきます。きっと彼方には怒られますけどね』
だからどうか僕が帰ってくるまでこの子を見守ってください、すぐ無茶するんで……と大輝さんは続けた。
「……わかりました」
大輝さんはもう一度彼方の頭を撫でてから、病室を後にした。
「彼方…いつか貴方と大輝さんの昔話、聞かせてよね」
病室前の長椅子に座って待っていると、扉ゆっくりとが開いて中から大輝さんが手招きをした。入ると再び彼方は眠っていた。
『彼方をお願いできますか?』
「…?大輝さんはどこへ」
大輝さんは持ってきてた荷物を手に持ち、眠っている彼方を見て微笑んだ。
『今の彼方を見て安心しました。この子はもう、昔のように僕がいないと生きていけない子ではない…仲間が出来ました』
「でも!大輝さんが居れば彼方はもっと…!」
『僕も僕の戦いをしてきます。きっと彼方には怒られますけどね』
だからどうか僕が帰ってくるまでこの子を見守ってください、すぐ無茶するんで……と大輝さんは続けた。
「……わかりました」
大輝さんはもう一度彼方の頭を撫でてから、病室を後にした。
「彼方…いつか貴方と大輝さんの昔話、聞かせてよね」