見えないイルミネーション。
ボクの体に、瞳はない。



7才の時、海に落っことしてしまったんだ!


だけど、ボクの人生は鮮やかで、



鼻から桜の香りをかいだり。





転んで、犬に受け止めてもらえたこともある!





瞳があれば、青空が見えた!










ボクは、1人ぼっちに見えるかもしれない。




でも、ボクは幸せだよ!






「見えないなら、想像すればいい!今日の空の雲は、どんな形っ?」






ふわふわふわっふわわわわわりん!






「こんな形よ!」





雲が降って来た!





雲が、ボクの手を握った!





雲の手は、人間の形と同じだった!




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