室長はなにをする人ぞ
込んでいる時間を避けようと、昼時に、五嶋さんが早めのランチに誘ってくれた。
会社の近くのイタリアンに入った。
食後のコーヒーも付けて、ランチセットで1300円と、わたしの財布にも支障がない価格だったことに安堵する。
食事をとりながら五嶋さんが説明してくれた内容は、石岡部長から聞いたことをより具体的にしたものだった。
(主に)営業部からのリフォーム工事にまつわる疑問・質問に対応し、解決する。
時には調査のために、実際に現地にも足を運ぶという。
「わたしもご一緒したりするんでしょうか?」
いずれはね、と五嶋さんはあっさりうなずく。
それにはちょっと興味をそそられた。
今まで100%内勤だったので、社外に訪問する業務をする機会がなかったのだ。
「でも、わたしなんかでお役に立てるかどうか。営業事務はやってましたけど、建築に関してはど素人なもので」
「必要なのは、資格よりも経験と、最後は勘とひらめきだったりするんだよな」
言われても、ピンとこない。
会社の近くのイタリアンに入った。
食後のコーヒーも付けて、ランチセットで1300円と、わたしの財布にも支障がない価格だったことに安堵する。
食事をとりながら五嶋さんが説明してくれた内容は、石岡部長から聞いたことをより具体的にしたものだった。
(主に)営業部からのリフォーム工事にまつわる疑問・質問に対応し、解決する。
時には調査のために、実際に現地にも足を運ぶという。
「わたしもご一緒したりするんでしょうか?」
いずれはね、と五嶋さんはあっさりうなずく。
それにはちょっと興味をそそられた。
今まで100%内勤だったので、社外に訪問する業務をする機会がなかったのだ。
「でも、わたしなんかでお役に立てるかどうか。営業事務はやってましたけど、建築に関してはど素人なもので」
「必要なのは、資格よりも経験と、最後は勘とひらめきだったりするんだよな」
言われても、ピンとこない。