青色交差点
お酒の力もあり、中学の時の話から仕事の話まで、気づいたら18時半から23時半まで話してしまった。

「いいなぁ、皆ラブラブで。俺も彼女ほしい。」

須藤くんが言うと笠野くんが『お前は仕事が恋人状態だろ。働き過ぎなんだよ。いつまでも若いと思ってんじゃねぇぞ。』と心配そうな表情で言う。

「私達も健康に気をつけなくちゃいけない年齢になったんだね。お肌にも衰えを感じるもの。」

高島さんが切なげに言った後『でも時間を超えてまた皆に会えて嬉しい。』と笑顔になった。

「もう一回乾杯しようよ。」

私の言葉に皆がグラスを掲げる。

「おい社長、音頭とれ。」

笠野くんに言われ須藤くんの音頭で乾杯をした。
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