青色交差点
「うちのお母さん、植物、特に大きな樹が好きなんだ。だから私『樹梨』って名前なの。妹は『樹香』弟はそのものずばり『大樹』っていう名前。3人とも地面にどっしりと根をはって強く生きていけますように、そして木陰を作って雨や暑さから守ってくれる樹みたいに優しい人になれますようにって想いを込めたんだって。」
「へぇ~そうなんだ。すごくいいね。」
「葉っぱはね、妹と弟と私で探してくるの。ハンドメイド作品を販売するサイトで売ってるんだけど、特集に掲載されたこともあるんだ。見てこれ。」
そう言って特集ページのスクショを見せてくれながら高島さんは誇らしげだった。まるでおもちゃのブロックで作った作品を褒められた子どものように『えっへん』と胸を張っている。クールビューティーだとばかり思っていたけれどこんなに可愛らしい子だったんだな、と微笑ましく思った。
「へぇ~そうなんだ。すごくいいね。」
「葉っぱはね、妹と弟と私で探してくるの。ハンドメイド作品を販売するサイトで売ってるんだけど、特集に掲載されたこともあるんだ。見てこれ。」
そう言って特集ページのスクショを見せてくれながら高島さんは誇らしげだった。まるでおもちゃのブロックで作った作品を褒められた子どものように『えっへん』と胸を張っている。クールビューティーだとばかり思っていたけれどこんなに可愛らしい子だったんだな、と微笑ましく思った。