青色交差点
「そっか、昨日言ってたところ、近くなんだよね。」
そう言うと小橋さんは小さく、けれど力強く頷く。昨日の夜はあんなに話したのに、今朝から彼女はすっかり元の無口な女子に戻ってしまっていた。修学旅行の夜特有のレアなテンションだったのかもしれない。
「風呂敷?」
高島さんが話に入ってくる。
「小橋さんの風呂敷、パステルでかわいいの。ゆめかわカラーとかもあるみたいで。」
私が説明すると高島さんは『へー、気になる。』と興味を持ったようで、それを受けて小橋さんは無言なものの頬をわずかに上気させた。今までも即席トリオとして一緒にいることはあったがこんな風に会話をしたのは初めてだ。なんだかそわそわしてしまう。
そう言うと小橋さんは小さく、けれど力強く頷く。昨日の夜はあんなに話したのに、今朝から彼女はすっかり元の無口な女子に戻ってしまっていた。修学旅行の夜特有のレアなテンションだったのかもしれない。
「風呂敷?」
高島さんが話に入ってくる。
「小橋さんの風呂敷、パステルでかわいいの。ゆめかわカラーとかもあるみたいで。」
私が説明すると高島さんは『へー、気になる。』と興味を持ったようで、それを受けて小橋さんは無言なものの頬をわずかに上気させた。今までも即席トリオとして一緒にいることはあったがこんな風に会話をしたのは初めてだ。なんだかそわそわしてしまう。