青色交差点
驚いて見上げると『茶。』と言って紙コップを差し出してくる。
「え、あ、ありがと・・・」
ぎこちなく受け取ったもののとても熱かったが努めて言葉にしないようにした。私が熱さをがっつり感じてから『熱いから。』と言い、彼は去っていった。よく見ると全員の席に紙コップがある。
それも笠野くんが持ってきてくれたものなのか各自で持ってきたものなのかはわからないけれど、皆でお揃いなのがなんだか嬉しかった。それぞれ自分の時間を過ごしているけれど同じ空間で同じお茶を飲んでいる。
この空間は6人で作り出していて私達は同じ時間を過ごしていた。まだ夏本番にはなっていない涼しい夜にふうふうしながらすすったお茶はとても美味しかった。
「皆で写真撮らない?」
高島さんが唐突に言った言葉に驚くと、皆も同じだったようで彼女に視線が集まっている。
「え、あ、ありがと・・・」
ぎこちなく受け取ったもののとても熱かったが努めて言葉にしないようにした。私が熱さをがっつり感じてから『熱いから。』と言い、彼は去っていった。よく見ると全員の席に紙コップがある。
それも笠野くんが持ってきてくれたものなのか各自で持ってきたものなのかはわからないけれど、皆でお揃いなのがなんだか嬉しかった。それぞれ自分の時間を過ごしているけれど同じ空間で同じお茶を飲んでいる。
この空間は6人で作り出していて私達は同じ時間を過ごしていた。まだ夏本番にはなっていない涼しい夜にふうふうしながらすすったお茶はとても美味しかった。
「皆で写真撮らない?」
高島さんが唐突に言った言葉に驚くと、皆も同じだったようで彼女に視線が集まっている。