島津くんしっかりしてください
「告白はいつするの?」



「こ、くはく……⁉」






ばっと勢いよくこちらに向けられた顔が、みるみる赤く染まっていく。






「え、それは、その。それはあれだよ」



「どれだよ」






あわあわと百面相する島津くんに呆れて、ほっと息を吐いた。






「そんなのじゃ、いつ彼氏が出来ましたって真利亜さんに言われるかわからないよ? どうするの? 諦められるの?」




「鞠姉に、彼氏……う、ぅぐぅう……」






おい、想像だけで悶えてどうすんだ。






うずくまって丸くなる島津くん。






その頭をぽん、と軽く撫でた。






「まぁ、焦ってすることでもないよね」



「真見さん……!」



「で、いつするの?」



「慰めかと思いきやトドメを刺しに来た……⁉」






ぐふ……っと変な音をして、島津くんが潰れる。









「なんか今日はやけにぶっこんでくるね⁉ そんなに鞠姉と早く付き合ってほしいの?」



「……」






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