島津くんしっかりしてください
「ずっと、好きだった」








頬が熱くなるのを自覚したけど、目を離すことが出来なくて。






はちみつ色の瞳が驚きに染まるのを、ただじっと眺めていた。







……本当だよ、鞠姉。






いつもみっともなくて、助けてもらってばかりな俺だけど。













せめてでも言わせて?






ずっと、鞠姉のことが好きだよ。
















……もし、鞠姉が俺以外の誰かを好きでいても。









< 222 / 372 >

この作品をシェア

pagetop