島津くんしっかりしてください
「うん、そう、島津くん!」



「な……っなんで!? そんなのただ迷惑かけるだけだし、だめでしょ!」



「そーんなこと言ったって~もう連絡しちゃったもん~」



「はぁっ⁉」










おもわず大声を上げて、自分のそれに耳がキーンを痛んだ。








う……頭に響く……



額に手を当てて呻く私に、加奈子は心底楽しそうに言う。








「い~じゃん~私は誠の恋路を応援したいわけよ。なにせ遅すぎる初恋だし?」



このまま避けられて終わるよりマシでしょ?






なんて言われて、反論できずに口を閉ざした。









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