島津くんしっかりしてください
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〈陽平side〉
っび……っくりした……。
すやすやと背中で眠る真見さんを見て、ほっと息をつく。
正直、寝てくれて助かった……。
あのまま真見さんと話したら顔が真っ赤になるところだった。
いや、もうすでに手遅れかもしれないけど……。
――急に坂田さんから連絡が来たかと思えば、真見さんが熱を出したとか、本当に驚いた。
『……わたしのこと、しんぱいしてくれたんじゃないんだ』
そんなわけない。
連絡が来てすぐに家を飛び出したくらいには真見さんのことが心配で、助けてあげたかった。
あの日以来真見さんのことを避けていたのも、忘れるくらいには。
『島津くんのことが、好き。……ずっと好きだった』
~っ!!
ふっと艶のある声が耳奥で反響して、身を縮こませた。
〈陽平side〉
っび……っくりした……。
すやすやと背中で眠る真見さんを見て、ほっと息をつく。
正直、寝てくれて助かった……。
あのまま真見さんと話したら顔が真っ赤になるところだった。
いや、もうすでに手遅れかもしれないけど……。
――急に坂田さんから連絡が来たかと思えば、真見さんが熱を出したとか、本当に驚いた。
『……わたしのこと、しんぱいしてくれたんじゃないんだ』
そんなわけない。
連絡が来てすぐに家を飛び出したくらいには真見さんのことが心配で、助けてあげたかった。
あの日以来真見さんのことを避けていたのも、忘れるくらいには。
『島津くんのことが、好き。……ずっと好きだった』
~っ!!
ふっと艶のある声が耳奥で反響して、身を縮こませた。